若さじゃないのよ 気合よ

アンジュルム、ハロプロについて

娘。に複雑な気持ち抱くのやめたい

はじめに

 娘。以外のグループに比重を置いてるっていうハロヲタの方はわかってくれる人がいると思うのですが、私は6スマを好きになってから今までずっとモーニング娘。に対して複雑な気持ちを抱いてきました。自分がそういう気持ちを抱いてしまうことには苦しさを感じていて、一回その気持ちを言語化しておきたいと思い今回書いてみました。

前もって言っておきたいのは、複雑な感情を抱いてきた対象というのは娘。のメンバー個々人ではなくて、「『モーニング娘。』という名前のグループ」ってことです。(私はBuono!からハローに入り、ベリを経由してスマヲタになったので、そもそも重たい感情を抱くほど彼女たちを知らないです。)ですので元娘。ヲタの人が抱える感情とはちょっと毛色が違うかもしれないですが、それを踏まえて読んでいただけたらと思います。

娘。が気になってしまう論理

 私がスマイレージを好きになってちょっとしてから感じたのは、「なんで娘。に対して敵対的な人がいるのか?あるいは卑屈であったりするのか?」という疑問です。*1

もちろん表立ってそういう発言をするのは一部のヲタクですし、そもそもどういうジャンルでもファン同士の争いというのはつきもので、またくだらないことで争ってんな~というのが今までのジャンルでの私のスタンスでした。そんなことどうでもよくない?楽しくやろうぜ!っていう気持ちを抱くことの方が圧倒的に多かった。

実際、一部のスマヲタの卑屈ともとれる娘。への言葉に嫌気が差していた時期もありましたし、アンジュルムになってからもそう感じる時があります。

またよくわからない理由で推しメンがディスられるのに怒らないヲタクはいないと思うので、娘。ヲタの中にはこう思っている人もいるかもしれません。何で突っかかってくるの?娘。がどうとか気にせず自分の好きなグループを楽しく応援しとけばいいじゃん!と。たしかにそう。もし私が逆の立場だったら多分そう言う。実際他のジャンルではそういう思考だった。しかしそういう非娘。ヲタの気持ちがまったくわからないでもないというのが自分の正直な実感で、それが驚きであり辛いことでもありました。

特によく話題になるのが娘。とその他のグループの処遇に対する不満とか羨ましさで、それについては共感してしまうんです。メディア露出の差だったり定期的にホールツアーができることだったり、そもそも知名度や歴史の差によって他のグループに比べて人気がでやすいことだったり。

また娘。メンが物議を醸す言動をすると他のグループのメンバーが同じような言動を取った時よりも気になってしまったり。一種の嫉妬みたないな感情から生まれるこのような批判(或いは叩き)の時によく言われるのが「入れなかった子もいるのに」という言説で、これは大抵の場合「入れなかったのが悪い。」というので論破されると思うんですけど(受験など一定の基準で上から採っていくタイプの選考がそうですね、その子より頭良ければ絶対入れた訳だから)、ハロプロの場合、必ずしもそうではない。

モーニング娘。に入れなかった理由が必ずしも「足りなかったから」ではない訳です。他のグループでエース格をやってもらうために娘。に入れなかったというのが、ハロプロではよくありますし、タイミング的な要素も大きいです。そういうふうに「足りなかったから」モーニング娘。に入れなかった訳ではないのに、結果境遇に差ができてしまうことにもやもやして推しグループのモンペみたいになってしまう。

℃-uteやJuice=Juiceのメンバーだったら別に関係ないやと特に気にならないことでも、娘。メンだったら、「ハロプロで一番知名度があってリソースを割いてるグループに入ってるのに」と思ってしまうわけです。

しかもアンジュルムの場合、2期と9・10期だったり3期と12期だったりとメンバーの世代感覚が一緒だから尚更ヲタクのコンプレックスを増大させてしまっている。それぞれ入ったグループでそれぞれ頑張ってるだけなのに。

自分の気持ちの理不尽さが辛い

でも一番辛いのはハログループ間の環境の差ではなくて、こういう気持ちを抱いてしまうこと自体についてです。好きなものを好きと言う時は理由がどうとか深く考えず気軽に言っていいやって感じでも、何かにネガティブな感情を抱くときは感情的にならず何故そう思うのかをできるだけ論理的に整理して納得したいっていうのが私の考えなんですけど、考えれば考えるほど自分のこの気持ちが不毛で理不尽でバランス感覚を欠いたものではないかと思えてならない。

そう思う一番の理由は、「『モーニング娘。』と『その他のハロプロのグループ』」という知名度や歴史によって生まれる格差の構図は、そのまま「『ハロプロ』と『ハロプロより知名度の無いアイドル』」と構造的には同じではないかというものです。

というのも私は個々人の娘。メンをよく知らないので、他のハログループと比べた時のモーニング娘。の人気の出やすさに端を発した娘。に対する複雑な感情は、メンバーではなく「『モーニング娘。』だから好き」という人たちへ向けられたものでもあるのですが、結局自分もそういう人たちと変わりないのではということが頭を過ってしまうのです。

つまり「『モーニング娘。』だから好き」という気持ちに自分も心当たりがあって、それは自分が持ってる「『ハロプロ』だから好き」という気持ちと同じ種類のものではないかということです。

説明すると、私は3次元アイドルに関しては、ハロプロ以外のアイドルを好きになれないんです。それはハロプロが他のアイドルより絶対的に優れていると思っている訳ではなく、ハロプロより良いアイドルがいるだろうとは普通に思っているのですが、子どもの時に刷り込まれたものとか、歴史を込みで好きだからハロプロ以外のアイドルに興味を持てない。仮に興味を持ったとしてもやっぱりハロプロがメインは変わらないみたいな。

私みたいなハロプロについてる固定ファンのおかげで非娘。グループでも最初から一定数のヲタクがつくんですよね。モーニング娘。ほどじゃないにしても。つまり娘。メンバーが加入した瞬間から「モーニング娘。」という名前の恩恵を受けているのと同じように、娘。以外のハロメンも「ハロプロ」という名前の恩恵を受けているわけで、娘。と非娘。の差は単に程度とかスケールの差であって本質的には変わらないなと思っていて。

娘。との境遇や環境の差について考え始めると、最後にはそこに行き着いてしまうから辛いんです。本質的には変わらない立場に居るグループのヲタクなのに娘。にコンプレックスめいた気持ちを抱いてる自分が嫌になる。

 娘。の不自由さについて

またモーニング娘。のメンバーでいることの難しさとか大変さもあるよなーと思います。その歴史とか他のグループより注目度が高いことによる不自由さといいますか。

娘。はちょっとしたことでも叩かれてしまうので、傍から見ててメンバーもファンもちょっとかわいそうだなと。私は推しが叩かれてるとやっぱり多少イライラしてしまうので、もし娘。ヲタだったらよりストレスたまりそうだなと思うんです。

スマメンはリーダーを筆頭にハロプロの中では割と自由に発言をするメンバーが多かったので(今もかな?)、何なの?ハロプロの火薬庫かよってファンでもハラハラするくらい物議を醸す発言をすることがたまにあったのですが、叩かれているのを見てモンペ心が沸くのと同時に、「これが娘。メンだったら3倍叩かれてそう」とか感じてました。アンジュメンの自由さっていうのは娘。じゃないからこそ得られてる側面があると思うんですね。

また真偽は定かではありませんが、娘。在籍中は大学進学できないというのもどうかと思います。25、6歳には辞めなきゃいけない職業なのに、大学進学禁止は定期的なホールコンができることや他グループより多くメディアに出られることと本当に釣り合ってるのか?と思ってしまいます。しかも昔と違って頻繁にテレビに出られる訳でもない。

個人仕事についても娘。メンだからといって殊更に多く振られてるとも思えない。ツアー規模やメディア露出などグループとしての格差はあっても、個人では事務所に格差をつけられた記憶があんまり無いですし。

でもどうしても考えてしまう

以上のようなことをぐるぐると考えた結果、タイトルにも挙げたような「娘。に複雑な気持ち抱くのやめたい」という気持ちになります。娘。もアンジュも本質的には変わりないし、娘。じゃないことで確かにメリットもあるし、実際知名度ほどの待遇の差があるわけでもないので、自分が娘。に抱いてる複雑な気持ちは理不尽ではあるよなーっていう。

またアンジュルムのヲタクとしては悲しいことですが、私は結局、「娘。の人気を超えるグループはハロプロ内には出てこない」と思ってしまっているので、娘。に対してゴチャゴチャといろいろ考えるのは不毛でもあるんです。

でもあやちょやタケちゃんが「モーニング娘。を超えたい」「ハロプロで一番になりたい」的なことを言うたび、この複雑な気持ちをどうしても思い出してしまう。

そういう発言は事務所の意向って側面もあるとは思うし、実際彼女たちがどう思っているのかはわかりません。「ハロプロで一番」は無理だと思っているけどそれでも敢えて言ってるのか、あるいは本当に可能性を信じて言ってるのか。あやちょはスマ時代から娘。を意識した発言をちょくちょくしてるので、本人の気持ちも確かにあると思いますが。

メンバーのそういう言葉を聞くと、自分の中で結論は出てるはずなのに、ハローのこの状況はずっとこのまま変わらないのかなとまた考え始めてしまって辛い。自分の気持ちは理不尽なものだし考えてもしょうがない、いやしかし本当にこれからもずっとこの状況は変わらないのだろうか?というサイクルをスマヲタになって3、4年繰り返してます。辛い。もっと気楽でいたいのに。

 

でもまあ辛いとは書きましたがこういう気持ちを思い出すのは数ヶ月に1回くらいで、普段は楽しくヲタクやってるわけで吐き出さなきゃやってられんというくらいの重い感情でもないのですが。ただいつかこの気持ちから解放されるというか決着をつけられる時がくればいいなあと願います。

*1:後になってわかったのはベリキューヲタにもそういう人はいること。というかキッズは6期よりハロ入りが早いのもあってそっちのほうが年季入ってる。